敵は弱点を突いてくる!弱点を作らないことも大切だが・・・
一般的なパワハラ対策については、すでに多くの方が述べられていますので、今回は自身の体験も踏まえて少し違った視点より述べてみたいと思います。
通常、パワハラにおいて相手はこちらの弱点を突いてきます。
例えば
体力が無いと思えば暴力で、
お金がないと思えば経済的に、
知識がないと思えばハッタリで
と攻めてきます。
そのため、相手に付け入るスキを与えないということで、「弱点を作らないこと」が必要になってきます。
ということは、「文武両道、オールマイティを目指す」ということでしょうか?
実は私はやっていました。でも、むちゃくちゃ忙しい。
「もう少し簡単な方法で何とかならないの?」と思うようになり、試行錯誤して編み出したのが、名付けて「攻防一体の戦陣」です。
「名前はカッコイイが一体何なの?」と言われそうですが、簡単にいえば「一石二鳥」ということです。(場合によっては、「一石三鳥」)
一つの習得がマルチに使える。これなら、忙しくない。
「そんな方法があるの?」と言われそうですが、それがあるのです。
(ただし、何事もそうですが、効果には個人差があります。)
自分の一番得意なことを集中的に伸ばしていく
それで、どんな方法かというと、簡単明快「自分の一番得意なことを集中的に伸ばしていく」ということです。
つまり、相手の土俵では勝負しない、自分の土俵で戦うということです。
相手の攻撃にいちいち対応していたら、きりがありません。
そういったものは受け流して(相手にせず)、自分の得意な分野で勝負します。
私もそれに切り替えてから随分楽になりました。
(ちなみに私は以前より興味のあった労働法の知識を伸ばしていきました。)
また、その方面での第一人者ともなれば相手も迂闊に手が出せなくなってきます。
ただ、その得意分野が仕事と被る場合は注意が必要です。
相手によっては、自分の座が奪われることを懸念してか、潰しにかかってくる人もいるからです。
(私も昔、経験があります。詳細は省きますが、結構ひどい目に会いました。)
もし被る場合は、最初のうちは相手に知られないほうが無難かもしれません。
追い詰められる前に選択肢(切り札)を用意しておく
ところで、攻防一体というと、自分を守ると同時に、攻撃にも使えるという意味ですが、
たとえば、こういう逸話があります。
ある家族がひょんなことから、村八分にあってしまいました。(村八分というのは、ご存じの方も多いと思いますが、簡単にいえば村中の人から無視されることです。)
ひとつ山を越えて隣の村に引っ越せば、そこは別世界だったのですが、その家族はその村を離れることができず、とうとう一家心中してしまいました。
その家族にとってはこの村が全て、この村がその家族にとって唯一の世界だったのです。
人間は追い詰められると、視野が狭くなり、選択肢がいくつもあるにもかかわらず、これしかないと思い詰める傾向にあるようです。
そうなる前に、「自分の得意分野を徹底的に磨き、いざとなれば、私にはこれがある」という選択肢(切り札)を用意しておくことも大切です。
「芸は身を助く」と言いますが、最後の切り札は常に意識しておくといいと思います。いざという時、これが心の支えとなると同時に新しい道を切り開く原動力となります。
まさに攻防一体というわけです。
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